今更ながらXTR M-9100を評価してみる

2018年にデビューしてから6年ほど経過したXTR M-9100シリーズ。 SRAMが無線電動だーとかハンガーいらないT-Typeだーとか色々と進化を重ねている一方で頑なに?モデルチェンジの素振りすら見せないシマノ。 もうMTBへのヤル気がなくなったのかなんなのか・・・気がついたら現行XTRも登場して5年以上経過している。 モデルチェンジをしないのかできないのか、自分もかつてM9100ユーザーだったということで、今更ながらレビューしてみました。 先代TopFuelにアセンブルされていたM9100XTRを2年ほど使用していましたが、まず感じたのは完成度の高さ。 DURA-ACEやULTEGRAにも採用されているHYPERGLIDE+、もともとXTRに採用されていた技術であったわけですが、やはりMTBだとその恩恵がよく分かるといった感じでした。 とにかく変速にストレスがなく、どんなシチュエーションでもスムーズに変速してくれるので登りでトルクがかかってようが、シフトレバーを操作すればしっかり変速してくれるので目まぐるしく路面状況などが変わる山においてはかなり助けられた印象。 それと未だに機械式変速しか出していないM9100ですが、正直機械式で十分だわ、って感じの変速性能でした。レバーの操作に対してリニアに反応してくれるのが機械式のいいとこではありますが、変速速度に関してもSRAMのコンポに比べても速いと思います。 今はSRAMのT-Typeコンポを使っている身としては、M9100のシフトチェンジの速さはやっぱりすごかったんだな、と改めて思いましたね。(T-Typeは変速速度に関してはEagleAXSより遅いです泣) 機械式で変速速度、精度ともにあれだけのものを出されたらそりゃあ電動コンポ必要ないし出さないわな。 ブレーキは正直個人の好みがすごく大きい部分ではあるけど個人的には引きも軽いしタッチが良かったので好きでした。 結論としてはM9100は機械式のMTBコンポとしては最高傑作と言っていいほどの出来だったな、と。 これはモデルチェンジしないんではなくて完成度が高すぎるゆえにできなかったんではないかと勝手に思ってます笑 お金があれば1セット買っておきたい・・・ とはいいつつ、そろそろ次のモデルが来ないとMTBコンポのシェアがどんどんSRAMに奪われていくような気...