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【インプレ】2021 TREK Madone SLR 7

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 久しぶりの更新になってしまいました。 ブログをサボっている間に引っ越しとか色々あってバタバタしてたのが更新頻度落ちた原因です。はい、言い訳です・・・ さて、今年納車されたMadone SLRですが、半年近く経ったのでここらでインプレでも。 まず、この一言に集約されますが・・・ 「Madoneか、それ以外か」 という結論です。 なんというか、Madoneに乗ってしまうと今まで乗ってきたバイクとは明確に違う「何か」があるなー、ということを感じさせてくれます。 今までの概念が打ち砕かれる・・・というのは言い過ぎな感がありますが、新時代というか、新しい次元のバイクだな、と思わせてくれます。 いくつかポイントがあるんですが、ざっくり3つにまとめてみました。 ①圧倒的な空力性能 UCIルールが改定されたあとの新時代のフレームになるわけですが、以前乗っていたプロペルに比べてもおんなじエアロフレームでここまで違うか、と感じるほどの空力性能があります。もうね、空力オバケと言ってもいいです。巡航が楽なのはもちろんなんですが、風にも強くなってます。 真正面から来る向かい風に関しては、「ほんとに風を受けているのか?」と錯覚するくらいには風の影響を受けにくいというか、向かい風にも関わらずスルスル速度が伸びていきます。 流石に横風には弱いですが、真正面・斜め方向の風に関しては今までのエアロフレームとは別次元です。 ②乗り心地が良い! エアロフレームって、フレーム造形的に縦方向に硬い印象があるというか、現に以前乗っていたプロペルはなかなかに乗り心地が硬かったです。路面のギャップとか結構拾うので、レーシーな乗り心地といえば聞こえは良いですが、ロングライドとかになると後半響いてくる感じだったんですが・・・ Madoneに関しては凄く乗り心地が良いですね。エアロフレームという括りではなく、ロードバイクとしてみても乗り心地が良いと思います。 ちなみにタイヤは前後25cです。 やっぱりIso Speedが効いてる感じでしょうね。 スライダーの位置で乗り味を変えられるということですが、一番硬くしても普通に乗り心地が良いです。 あとハンドル周りも結構乗り心地がよく感じます。専用のフルカーボンエアロハンドルの扁平形状が効いてるのかな?という印象ですが、たわむ感じは一切ないので不思議。 エンデュランスバイク並の

スペシャの契約解除に思う自転車業界のこれから

 色んな所で騒がれているスペシャライズド・ジャパンによる一方的な契約解除・・・100店舗近いお店が契約を(一方的に)切られてしまっているみたいです。詳しいことはTwitterとかググるとすぐ出てきます。 今まで自転車を販売してくれた販売店に対して何たる仕打ち、なんとも恩知らずなスペシャライズド・ジャパンの企業としての姿勢云々はおいといて、自転車業界全体が今後こういう流れになっていくのかなーと・・・ 昔から直営店展開を進めていたジャイアントしかり、最近怒涛の勢いで直営店を出しまくっているトレックしかり、ビアンキも直営にシフトしていくのか?という最近の動きがある中での、スペシャライズドの販売店切り。 おそらくスペシャも今後は直営・コンセプトストアに絞っていくんだと思います。 たしかに、メーカー直営にしたほうが店舗設計や運営において、ブランドの「色」というものを追求しやすくなってきてますし、ファッション界では直営店舗の展開がかなり広がってきてますので、自転車業界もそういう流れになっていくんだろうなとは思いますが。 まぁ、それにしても今まで自社の製品を多くの人に売ってくれた販売店に対する仕打ちとしてはあまりにもむごすぎる気もしますけどね。そういう商売ばっかやってるといつか痛い目見ますよ。と、他人事ながら思うのでした。

Muc-Off バイクウォッシュ

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 「Muc-Off三銃士を連れてきたよ」 「Muc-Off三銃士?」 「最強のバイクウォッシャー、NANO TECH BIKE CLEANER。」 「うっす、よろしく。」 「駆動系の専門家、DRIVETRAIN CLEANER。」 「がんばります、よろしく。」 「洗車後のバイクの保護はこいつにおまかせ、BIKE PROTECT SPRAY。」 「よっす、どうも。」 そんなわけで以前から気になっていたMuc-Offのケミカルを使ってみました。 まずバイクを軽く水洗いして、ドライブトレイン周りにDRIVETRAIN CLEANERを使用してチェーン周りの汚れを落とします。 そしてピンクのNANO TECH BIKE CLEANERを全体に吹きかけ、数分おいた後水洗い。 しっかり泡で出てきてくれるのがありがたい。 最後にBIKE PROTECT SPRAYを使って水気を飛ばします。ブレーキ周りにつかないように注意。 個人的にはドライブトレイン周りに使ってあとは乾拭きしてます。 乗りっぱなしだった街乗りバイクもきれいになりました。 びふぉー あふたー Muc-Offのケミカルを使うと短時間でお手軽にバイクを綺麗にできるのでかなりおすすめです。が、結構ニオイがきついので特にDRIVETRAIN CLEANERとBIKE PROTECT SPRAYは室内で使うには厳しいかも。 これで洗車がはかどるぜ。

伊良湖岬&菜の花ライド【渥美半島 菜の花まつり】

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 春になってきたので渥美半島は伊良湖岬までライド。 MadoneSLRはやっぱり速かった・・・ 伊良湖岬の灯台まで行って、ついでに菜の花ガーデンで菜の花を楽しんで帰りました。 正直菜の花ガーデンに行かなくてもそこら中に菜の花畑が広がってるので色んな所で楽しめます。 この時期はいちご狩りとかもあったりして非常にそそられましたがコロナ禍&朝早かったので今回はパス。 早く日常が戻るといいですなぁ

TREK Madone SLR 7購入

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                                                    _人人人人人人人人人_                                                               >  再びの新車  <               ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ また自転車が増えました。 プロペルとサヨナラして新たなるバイクを探していたのですが・・・ ・やっぱりエアロロードがいい ・宗教上の理由によりTREK以外は選択できない というわけでMadone SLRに即決、したわけです。 以前EmondaSLRに試乗した時に、「いいバイクなんだけど優等生止まりなんだよなぁ〜」と感じたのもありますし、やっぱり欠点があってもそれを補うだけの「何か」があるバイクに乗りたかったので。 もともとエアロロードに乗ってたというのもあってエアロロードの魔力に取り憑かれていた、というのが一番の理由だったりしますが。 今回はTREKのオーダーシステム「ProjectOne」で頼んでみました。 好きなカラーやコンポ、ハンドルやステムのサイズが選べるのは魅力的です。 どうせならカラーも他には無いのを・・・ということで悩みに悩んでネイビースモーク×ピンクのデカロゴ仕様という、ド派手なカラーに。 コンポは電動一択、ということでeTapにしたいところでしたが現行シマノの油圧ディスクを触ってみたかったのもありアルテグラDi2仕様にしました。 その他ハンドルは38cm、ステム110mm、クランク165mmとオーダーだからこそできるサイズに。 あ、ちなみに今回はフレームサイズ54cmにしてみました。普段よりワンサイズ小さめです。 そんなこんなで新しいバイクをお迎えしました。これからガンガン乗っていきます。 乗った感想なんかもまたネタにできるといいなと思います

BontragerのWavecel ヘルメット使ってみた【Specter WaveCel, Rally WaveCel】

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Bontrager(ボントレガー)から出ている以前から気になってたので買ってみました。 華々しく(?)登場し、話題になった割りにはあんまり見かけない気がするのは気のせいでしょうか。プロチームのレース写真見ても「みんなWaveCelじゃないMIPSヘルメット使ってるじゃん!」って思わず突っ込みたくなるほどの使用率の低さ。トレーニングとか宣材用の写真では被ってたりするんですけどね。 やはりプロは正直ですね。 この投稿をInstagramで見る Trek-Segafredo(@treksegafredo)がシェアした投稿 やっぱりレースではMIPSのヘルメット使ってますね 今や一般的になってきたMIPSがシートがずれて(滑って、のほうが正しいかも)衝撃を低減するのに対して、ボントレガーがいうとこのWaveCelは構造体が潰れる+ずれる事によってMIPS以上の安全性を謳っています。がはてさて。 ロードバイク用にSpecter(スペクター)と、普段の通勤用にバイザー付きのが欲しかったのでRally(ラリー)を買ってみました。 ちなみにロード向けの最上位モデルであるXXXがアジアンフィットを採用しているのに対して、スペクター、ラリーはヨーローッパフィット、つまりアジアンフィットではないんですよね。価格帯的にも一番売れるであろうモデルなのに・・・ ヘルメットに限った話ではないですが、ボントレガー(トレックも)はなんかツメが甘いというか、「そういうとこやぞ」っていうのが多い気がします。アイデアやテクノロジーはいいのに。 今回は両モデルともMサイズにしました。サイズ的には問題なかったんですが、やっぱり帽体の形がちょっと幅が狭いかな?って具合でした。自分はそこまで気にならないレベルでしたが、「アジアンフィットでないと絶対に合わない!」って人にはまず合いませんね。絶対に頭痛くなります。アジアンフィットじゃないと無理、でもWaveCelヘルメット使いたいという人はXXX買いましょう。 そうでない人も一度試着してから買ったほうがいいですね。サイズというかフィット感でかなり人を選ぶと思うので。 で、まず被った時というか、持った瞬間から感じるヘルメットの重さ。 ラリーのMサイズでカタログ公称値400g(!)、スペクターのMサイズでも公称値341gとい

【Bontrager R4 320 Tubular Road Tire】ボントレガー R4 チューブラータイヤ

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 チューブラーホイールであるCOSMIC CARBONEにつけていたタイヤがかなりヘタってきてたので変えてみました。 うーん・・・ 320TPIケーシング、ラテックスチューブ、Made in Thailand・・・ な、なんか既視感のあるスペックだ・・・ タイヤ自体は精度が高く、すんなり取り付けができました。 タイヤ自体の真円度も高く、いい感じです。 乗った感想としては、最高レベルの走行性能じゃない?って感じです。 まぁ、定価で一万円以上するタイヤが性能悪いわけないんですが、それにしても今まで乗ったタイヤの中で一番の走行感でした。 しっかりグリップしつつ、嫌な引っ掛かりがなくスピードがスーっと伸びていく感じです。乗っててすごく気持ちいいタイヤです。 いやー久しぶりに「タイヤでここまで変わるのか・・・」というのを体験できました。 耐久性に関してはまだまだ距離を走り込んだわけではないですが、あんまりよくなさそうな印象ですね。今後またレポートしたいと思います。 最近はチューブレス化の波が押し寄せているせいで、ますます少数派?になってしまっている感のあるチューブラータイヤですが、コレは別世界です。 使ってみると意外とパンクしないもんだし、予備タイヤ持っていけば交換もそんなに苦ではないので、ぜひぜひチューブラータイヤを履いて別世界へ行っちゃいましょう。

自転車道を通って御前崎ライド!【太平洋岸自転車道】

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 たまにはライドのネタでも。 静岡県最南端の岬として有名な(?)御前崎岬までライドしてきました。 今回は「 太平洋岸自転車道」を使って御前崎まで向かうことに。 千葉県から和歌山県の太平洋岸に全長1400kmほどに渡って通っているサイクリングロードで「ナショナルサイクルルート」への登録を目指しているらしい。です。 存在自体は前々から知ってはいたものの、あんまり走ったこと無いなぁというわけで今回ルートに入れてみました。日本のサイクリングロードってあんまり整備が行き届いていないイメージが強いので不安だったんですが・・・ めっちゃキレイじゃん! と思ったのもつかの間、ものの数百メートルでボロボロの路面になり、更に進むと未舗装路、挙句の果てには通行止め。 迂回ルートを回って再びサイクリングロードに合流するも相変わらず道悪いし、歩行者はフラフラしてて危ないし。 最終的には御前崎に近づいたところで迂回ルートを案内され延々と畑の中を走る羽目に。 えー、正直最悪のサイクリングロードでした。コレならまだ交通量に我慢して車道を走っていたほうが早く着けた気がします。 「日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート」として 「ナショナルサイクルルート」への登録を目指しているらしいですが、こんなお粗末な道が日本を代表するサイクリングルートなんて恥でしか無いと思います。もうちょっとまともな道を整備してからにしてもらいたいですし、現状を見てるとあんまり本気でない気がしますね。 どうせサイクリングしたこともない役人がお役所仕事でテキトーにやっているだけでしょう。 だいぶ辛辣な書き方になってしまいましたが、 結論としては「クソみたいなルート」というわけです。 そんなこんなで御前崎岬には無事到着しました。残念ながら曇ってはいましたが、景色は最高、久しぶりにに達成感のあるライドでした。(最南端とかに弱いのです) 帰りはもちろん、車道を通ってササッと帰りました。めでたしめでたし。

FX Sport Carbon 4 を通勤用にカスタムの巻

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 通勤用として買ったFX Sport Carbon 4、ノーマルのままでも通勤号としては充分ではあるけどより良い通勤のためにカスタムしてみました。QOLってやつです。違うか。 こんな感じになりました。なんかヨーロッパの街なか走ってるコミューターバイク然としてて嫌いじゃない。むしろ好き。 まずは必須のライト。Blenderというトレックの 囲い込み商法 システムに対応するライトを使えば取り付けた時スッキリした見た目になるということで乗っかってみました。 Ion ProとIon Eliteのダブルです。 最初はEliteのみで使ってましたが「明るさこそ正義」ということに気づいてしまったためProも買い足した次第です。 そしてリアライトはFlare RTリアライトをチョイス。 サドルも標準のサドルが買い替えを促すためにわざと硬くしてるのかと思うくらいクソみたいに硬かったので、流体テクノロジーを利用した新開発のフルード素材を使っているというCommuter Fluid Bike Saddleをチョイスしてみました。サドルを買うとリアライト用のマウント(これもBlender)がついてきてちょっと得した気分。 ちなみにこのサドル、フルード部分は水をめっちゃ吸うので濡れるとやばいです。ズボンが漏らしたんじゃないかと勘違いされるレベルで濡れます。座り心地はいいのに勿体ない。 ライトのリモコンなるものも付けてみました。Ion ProとFlare RTのようにANT+対応ライトとペアリングすることによってリモコンのボタン押すだけで前後ライトのON/OFF が操作できるという地味に便利なやつです。 で、通勤だと雨の日とか濡れた路面を走ることもあるのでドロヨケは必須ということでこれまた純正のフェンダーをチョイス。自転車の付属品にフェンダー取り付けのためのパーツが付属してるのでそれを使って装着。フラップが地味にいい仕事をしてくれます。半端なドロヨケつけるよりも純正のものを付けたほうが絶対いいです。 リアライト用のBlenderマウントも付いてるしな! ちなみにスタンドは付きません。アルミモデルのFXシリーズと違って取り付け穴が無いので。 シートステーとチェーンステーを挟み込んで固定するタイプのスタンドがありますが、カーボンフレームによろしくないのでやめたほうが賢明です。まぁ、あの手のスタンド

さよならプロペル

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 タイトル通り、6年位乗ってきたプロペルとお別れすることになりました 自分にとって初めてのカーボンバイク、初めてのエアロロード、初めてのフルカーボンクリンチャーホイールなどなど、初めてづくしなバイクでした。 全く不満点がないわけではなかったですが、乗ってて楽しいバイクではありました。 フロントフォーク周りが最近のトレンド(ホイールとの間を広く取る)から見るとやや古いデザインかなーとは思いますが、まだまだ最新のエアロロードと引けを取らないくらいの自転車だと思います。ヘッドの剛性感はさすがといった感じでした。(ステムの選択肢がなかったですが) プロペルとはあまり関係ない話にはなりますが、最近ジャイアントのコンテンドというエントリーグレードのアルミロードバイクに乗る機会があったのですが、 海苔味 乗り味がプロペルと同じような感じだったので驚きました。ちょい乗りでも「あ、これジャイアントの自転車だわ」とわかるような味付けが40万超えるようなカーボンバイクから10万そこらのアルミバイクで一貫してされてて、改めてジャイアントの技術力というか、そういうのを感じたわけです。 ジャイアントっていうブランドはあ○ひとかでも売られてるとかもあって、結構過小評価されているイメージがあるんですが、性能はしっかりしてますし、スモールパーツとかも「こんなパーツまで在庫しとるんか」ってものまであって、自転車に対する愛というか、真摯な姿勢が伝わってくるブランドなので個人的には好きです。 まあ、あんなメーカーやこんなメーカーのフレームも作ってたりしますし、世界最大の自転車メーカーなので当たり前と言っちゃあ当たり前な気もしますけど。 っていうのをコンテンド乗りながら思ってたりしました。 とりあえず6年乗りましたが、プロペルはいいバイクでした。 ありがとう。 きっと現行のプロペルはもっと良くなっていることでしょう。(唐突なステマ) え?次のバイク? なんのことですか?