TREK CarBackリアビューレーダーつかってみた。

 TREKから発売されたリアビューレーダーであるCarBack。

最大240m後方からの車両を検知できたり、前後方向だけではなく横方向の距離も(専用アプリで)検知してくれるという。

リアライト部分は業界最高クラスの性能を謳っているFlareRTをそのまま使っているという意欲作。

ガーミンのレーダーを使用しているものの、未だに新型でないし気になるしなぁ、というわけでちょこっと使ってみました。


まず本体のサイズ感。 比較対象は現在使用中のGarmin VARIA RTL515。

TREK CarBackは縦方向には短いけどその分横幅がありますね・・・コンパクト、というよりはずんぐり感が先に来てしまうなぁ。

本体の厚みもまぁまぁあるのでなおさらボテッとした感じが・・・



マウント方式はCarBackはTREKおなじみのBlenderシステム採用ですが、マウント周りの堅牢性考えると微妙な気はします。ここはGarminの規格に乗っても良かったんじゃない?


充電はUSB-C対応なのが嬉しいところ。(Garmin VARIAはmicroUSB)ただ、充電ポートが本体の下の面についていてカバーがあるとはいえ水とか思いっきり跳ね上げられてかかる部分だけど大丈夫なんでしょうか。(こういう詰めの甘さはいつものTREK、って感じしますね)


サイドからバッテリー残量の確認ができるインジケーター装備。だけどリアライトの光がサイドから見えないのが惜しいというかなんというか・・・


GarminのVARIAはちゃんとサイドからもリアライトの光が視認できるんですけどね。



車体への取り付けはBlenderシステムマウント(別売り)を使用してサドル下のマウントにつけるか、付属のゴムバンドを使用して取り付けるかといったところ。 ただ、Blenderシステムのサドルマウントは個体差があるというか、まぁまぁ心もとないので少々不安はありますね。CarBack自体の重量もまぁまぁあるので。

ちなみに、第6世代Madoneに使用するリアライトマウントにはCarBack自体が干渉するので使えませんでした。 

そして何よりも自転車につけたときの見た目がなんとも野暮ったいというか、絶妙なダサさがありますね。もうちょいスマートにならんものか・・・




本体のダサさは一旦置いといて実際に使用してみました。

Garminとの接続は問題なく、フツーにレーダーとして問題なく使用できます。

一応各種レーダー対応のサイコンと互換性ありといっていますが、Wahooのサイコンとのペアリングで問題があったようです。(Wahoo側のソフトウェア・アップデートで解決してるっぽいですが・・・)このへんは新製品ということなので、各メーカーとの互換性などの情報が出揃うのはもうしばらく先になりそうですね。

そしてスマホアプリ「TREK Accessories」をインストールするとスマホ上でも使えて、かつ後方からの距離だけでなく横方向の距離も見れるということでこちらも試してみました。

基本画面はこんな感じ。 ちなみに、車両がない状態が暫く続くと自動で画面の輝度を一番暗く抑えてバッテリーをセーブしてくれる設定になっていますがこれは人によっては逆に鬱陶しいかもしれません。

車両が近づくとしっかり画面上と音で知らせてくれます。75mから近くなると車のアイコンが赤色になります。

そして複数車線があったりするような道路の場合だと、横方向の距離感を3つくらいに区切られた車線上で表示してくれます。 真ん中が自転車に一番近い車線、ようは自分が走行している車線で右側車線を走行している車は一番右のレーンに表示されます。

あくまでレーダーでの計測なのでそれなりの誤差などはありますが、なかなか悪くはないです。


全体的な精度としてはそんなに悪くはないですが、自転車と車の速度が同じような場合とかだとうまく検知されないことはちょこちょこありましたが、そこはGarminの場合でもあるのでそんなにマイナスポイントではないかな、と。

ただ、Garmin VARIAに慣れてしまっている身からすると、検知距離が最大240mからと結構距離があるので、通知音鳴ってるけどなかなか来ないなー、なんて感覚はありました。

北海道とか、それこそアメリカとか、国土が広大なところであれば最大240mの検知距離はメリットなんでしょうけどね。

個人的には自転車につけたときの見た目がボテッとしすぎていてあんまりスマートではないのでそこが残念でしたね。

Garminの新型VARIAに期待しましょう。

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