【タイヤ】IRC ASPITE PRO 使ってみた

タイヤのお話。
以前にVittoriaの旧コルサを初めて履いた時に感動したが耐久性が無く次なるタイヤを探していた時。
ネットで偶然出会ってしまったタイヤ。

そう、それがIRC ASPITE PRO。


雑誌とかで見かけてて、評価いいし、サイドのロゴがかっこいいなぁとは思っていたタイヤでしたが、A◯azonでセットで安売りされててこれは買ってみるしかないなと。地元愛知の企業ということもあって早速ポチりました。
ちなみにサイズは24Cと26Cを1セットずつ買いました。何故かって?前後で太さ変えたいからですよ。
モータースポーツとか見てると、F1とかレーシングカーのタイヤって前が細くて後ろが太いじゃないですか。motoGPのバイクだってしかり。それはやっぱり理由があって、前後で太さ変えた方がバランスが良くなるとか、効率よくパワーを伝達するにおいて良くなるからだと思うんですよね。あくまで持論ですが。
で、ロードバイクにおいても基本後ろ荷重だし、後輪駆動であることを考えると後ろを太いタイヤにした方が良いんでないの、と。 そうなると前後でのタイヤサイズの問題になってくるわけですが、最近ワイドタイヤ流行ってるし、レースやらないロングライド派の自分としては出来るだけ太いタイヤを履きたいわけですよ。ところが従来のタイヤだと大体サイズが23、25、(設定があって)28なわけです。 リアを25Cにするとフロントが23Cになり、かといってフロント25Cにするとリアが28Cになるわけですが、28Cを問題なく飲み込めるフレームなんてそうそう無いわけで。 中間ぐらいのちょうどいいサイズないかなーってところに出てきたASPITE PRO。 24C、26Cという一見中途半端なサイズ設定に思えるが、前後異サイズを履かせようと思った時にこんなに丁度いいサイズはないと思うんですよ。これはおそらくバイク用のタイヤも手がけるIRCが前後異サイズにした時に丁度よくなるように狙っていたに違いない!としか思えない痒い所に手が届くサイズ設定…これは絶対狙ってましたよね?ね?

…前フリがだいぶ長くなりましたが使ってみた感想をば。
トレッドはセンターがスリック、両サイドはブツブツのパターンが入ってます。この辺はスペシャのTURBOと似たような感じです。特に場所によってコンパウンドを変えているとかは無いようですが、走らせてみるとセンターは抵抗少なくスーッと進み、サイドではしっかりグリップする感があります。絶対的なグリップでいったら旧コルサより高く感じました。が、センターとサイドのグリップの差がハッキリしているため、直線とコーナーでのキャラの違いに最初は戸惑いましたね。慣れるとかなり速く走れますが、嫌いな人は嫌いかなーと。コルサシリーズの「どの部分においても同じ挙動を示してくれるタイヤ」が好きな人には合わないかもしれませんが、慣れると直線は軽く、コーナーはゴリゴリにグリップしてくれるので好みに合えばいいタイヤです。

耐久性に関してはかなり強い部類に入ると思います。サイドまで耐パンクベルトが入っているため、サイドカットに強い!というのが売りみたいですが、実際サイドカットに強いですね。何回か「サイド逝っちゃったかも」という場面があったのですが、ちょっと傷入ってるだけで全然問題ないというタフネスさ。耐摩耗性も旧コルサの遥か上をいく強さ。コンチネンタルのGP4000SⅡと同等といってもいいかもしれませんね。 サイドカットへの強さ、優れた耐摩耗性により、ロングライドでも安心して走ることができます。

実際使い始めてから2年程経過してますが、今までノーパンク。運もあるでしょうが、ASPITE PROつよい。

耐久性抜群で走りもよく、安いし何より日本製という安心感もあるASPITE PRO、もう登場してから何年か経ちますが、なかなかの名タイヤかと思いますよ。

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